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「「「「お帰りなさいませ」」」」
別荘に入ると恒例のアレ。
わざわざ並んで頭を下げるっていう。
俺は貴族とかお偉いさんとかじゃないからなんか…居心地悪いというかなんというか。
とりあえず何十回言われても慣れない。
「ああ、うん…ライナは?」
「魔札である程度傷を治してます」
「まだ寝てる?」
「多分まだ目は覚めて無いと思いますが…」
ライナが居るであろう部屋に向かいながら状況を聞く。
「あいつらにはなんと?」
「一応大怪我を負ったとだけ説明しました」
「そうか…今から夕食だろう?あいつらには心配無いと伝えてくれ」
「かしこまりました」
部屋の前まで着くとメイドが頭を下げて食堂の方へ向かう。
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