○○がきた!

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「お、帰って来たの…がっ!?」 研究室に入って来た俺らに気付いて振り向いた所でダッシュからの右ストレート。 ハルトのように綺麗には決まらなかったがそれでもパシン!と大きな音が響いてエリアは床に倒れる。 うーむ…顔が女だから本能的に手加減してしまったか。 右ストレートいいがち、いつの間にかグーからパーに変わってたからただのビンタになってしまった。 「いってぇ!帰って来て早々何すんだよ!」 引っ叩かれて少し赤くなってる左頬を抑えて俺を睨む。 「お前ら…俺が封印してた魔鉱石を探したんだってな」 怒りながら近づいて来たエリアがピタッと止まる。 「な、ななな何の事かな~?」 明らかに動揺したようにどもり口笛を吹いて誤魔化そうとした。 「道中ショコラに聞いたんだよ、だからその一発でチャラにしてやる」 エリアに視線を向けられたショコラは軽く舌を出してゴメンね~…と謝っている。
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