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「あ、お帰りなさいませ」
「おうただいま、状態は?」
「傷は全て治しましたので命の危機は無いかと」
「そうか…ありがとう、俺はライナと女の子に話を聞くからみんなでご飯食べて来ていいよ」
「かしこまりました、では後ほど…」
メイドが頭を下げて部屋を出るのを見てライナを担ぎ上げ、応接間に移動した。
「起きろ」
俺は応接間に入るや否やライナを投げる。
「!?」
「ああ、傷は治してもらったから大丈夫だよ」
「う…あ…」
ゴロゴロ…と転がってソファにぶつかったライナが呻き声を上げた。
「やっと起きたか…気分はどうだ?」
「…と、父さん…?…ここは…?」
「え!?お父さん!?」
女の子はライナの言葉にまたしても驚き俺を凝視する。
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