○○がきた!

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上の奴らをクビにして別の人員に入れ替えても結局は上の奴らが奪うんだと。 月に何回も貧民街の政治家が入れ替わるのに一向に良くならないらしいな。 ユニオンの上の方も色々対策を取ってるが… 所詮は人間の掃き溜めと呼ばれる貧民街、何十年経った今も成果は上がってないんだってさ。 人間のクズが集まり人間のクズが育つ街、ユニオンの暗い部分…ソレが貧民街。 「つーか前の報酬も貰って無いしよ…ボランティアなんてゴメンだね」 「そうか、そういえば前の報酬はまだだったか…前の仕事の出来は完璧だったぞ、何が欲しい?」 元上司は内ポケットから電卓のような小型機械を取り出した。 「…んー…何が欲しいって言われてもなぁ…」 「金でも地位でも名誉でも…なんなら国宝級の品物でも交渉してみよう」 ああ、地位はすでに大佐だったか…と呟く。
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