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「正直言うと、金も地位も名誉も何も要らん…俺に関わらないで欲しい」
ただでさえリザリー、マキナ、ショコラという面倒の種があるんだからこれ以上増えてほしくない。
「…それは困るな、かと言ってお前を敵に回したくもない…」
おそらく元上司は脅すとかの無理やり従わせる方法を思い浮かべてたんだろう。
が、俺を敵に回すとどうなるか…今までの俺を知ってるだけに火を見るよりも明らかだ。
「いやー、扱い難いよねぇ…金で動かないし地位や名誉はむしろ邪魔ってのは」
うむぅ…と難しそうな顔をしてる元上司を見てショコラが楽しそうに言う。
「あんた欲しい物無いんでしょ?だったら貸し3あげるからソレ、私に頂戴」
「あ、ズルい!ソレなら私も!」
「いやいや、ソレなら私だって!」
何故か俺の報酬を巡って三つ巴のジャンケン争いが勃発。
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