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「お、やっと着いたか」
バスのような超大型トレーラーを運転する事8時間。
ようやく貧民街の入り口に差し掛かる。
「ココが貧民街…聞いた通り荒れた土地ですわね」
「昔はこんな荒れて無かったらしいんだけど…クズが集まってるからじゃない?」
皇女殿下の呟きにマキナが説明するように返した。
…マキナが護衛するんなら俺必要無いんじゃね?と思って当然反発したが…一人じゃ出来る範囲も狭くなる、だとさ。
つまり、貧民街が徒党を組んで皇女殿下を誘拐しようとしたら俺一人じゃ頼りない…って事だろ。
まあ俺は楽になるから一緒に居る事に異論は無いんだが。
あ、俺もマキナも変装してるよ?
マキナは黒色で長髪のウィッグを着けて、マスクに伊達メガネ。
俺はル○ン三世ばりの変装。
昔、皇女殿下の執事兼護衛(兼暗殺)をしてた時は常に違う変装をしてたから…
多分研究所で見た俺の素顔も変装した姿だと思ってるかもな。
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