貧民街

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「あ、あの…!僕たちにも…その…」 10分ほど演説的な事をしてるとボロボロの格好をした子供が三人現れる。 「ん、合格だ…えーと…子供用は…」 「手伝いますわ!」 「…ありがとう、じゃあそっちを取って」 子供には水じゃなく野菜ジュースが入ったペットボトルと栄養価の高い食料が入った袋を渡した。 当然ペットボトルは一人二本で袋も一人一袋。 「わあ!こんなに良いの!?」 「後からお金払えなんて言わないよね…?」 「救済とか支援って言葉分かるか?分からねぇなら今日覚えろ、金なんていらねぇよ」 「「「ありがとうございます!」」」 子供達は頭を下げてお礼を言ってさっきの老人?の隣に座って食べ始める。 「あんな子供が後でお金払えとか言わないよね、ですって…本当にこの街は腐ってますわ」 「周りにクズしかいない、親もクズ、真っ当に育つと思う?」 実際こんな支援だか救済だかしても無意味なんだが…まあソレで皇女殿下の気が済むならいいけど。
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