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「ねぇ、ご飯がタダで貰えるってホント?」
変な事を考えながら弁当を食べ終わるとクソガキ的な子供が四人やってきた。
「え?…ええ」
「身寄りの無い子供や社会的弱者の人達はな、お前らはダメだ帰れ」
皇女殿下が立とうとするのを制して断り帰るよう促す。
「えー!なんでだよー!俺たちだって身寄り無いんだけどー?」
「お前らは社会的弱者じゃない、言ってる事は本当かもしれんが…孤児院かどっかで毎日ちゃんと飯は食えてるだろ?わざわざ冷やかしに来んな」
俺はそう言ってクソガキ達にシッシ…と追い払うように手を振る。
「ど、どうする?聞いてた話と違うぞ」
「あ、慌てるな、まだ手はある」
本人達はコソコソと喋ってるつもりらしいが丸聞こえだ。
「俺ら実は結構前から孤児院から追い出されて最近はロクに食べてないんだよ」
「そんな血色の良い顔で?帰らないんなら武力行使すんぞ」
「「「ご、ごめんなさーい!!」」」
腰のホルスターから改造ボウガンを抜いてクソガキ達に向けると一目散に逃げて行く。
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