社会的弱者

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俺としては早く捌いてこの街からおさらばしたい。 「どうだ?美味しいか?」 「うん!こんなおいしいものはじめてたべた!」 よっぽど美味しかったのか女の子はニコニコしながら急いで食べようしている。 「急いで食べなくても誰も取らないよ…みんなに支給しても少し余るぐらいだし」 今日用意してきた飲み物と食べ物は1500人分。 袋の中に入っているのはソイ○ョイやカロリ○メイト的な栄養価が高い食べ物や保存食品が三食分。 このトレーラーも合わせてあの元上司が用意したらしい。 その資金源は税金なのか寄付なのか… まあたとえ全部の食料や飲み物に遅効性の猛毒が仕込まれてた所で俺には関係ないが。 「さて、コレで毒が入ってない事は分かっただろ?…下りて来ていいよ」 「やっとですの?」 これから支給で忙しくなりそうなのでドアを開けて手を差し出し皇女殿下を下ろす。
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