614人が本棚に入れています
本棚に追加
/213ページ
「モノが違う…」
「モノが違うってのはソレだけじゃないんだなー、これが」
「どういう事?」
「スレイヤーってだけなら結構いる、ウチの一番目と三番目に拾った娘もスレイヤーだしな」
未だに名前を覚えれねーんだよなー。
まああいつら合わせても今のこの世界に5人は居るんじゃね?
当然魔王軍に居る日比谷は除いて…だが。
「一番目と三番目って…ナノとサーリャ!?」
「そうそう、そんな名前…あいつら歳の割に身体能力高いし体術系は直ぐにマスターしてただろ?」
「確かに…そう言われたら不思議だったし、納得がいくような…」
「とにかく、あの女の子はスレイヤーってだけじゃない」
いや、もちろんスレイヤーってだけでも物凄い希少な存在なんだけどさ。
「す、スレイヤーだけじゃないって…」
「あの女の子は類稀なんだよ…スレイヤーで、尚且つ内向的な身体強化が使える」
6、700年に一人の逸材で、人類の宝の中の宝…人類の至宝と呼ぶべき存在だ。
俺は少し間を開けてそう言った。
最初のコメントを投稿しよう!