勇者の資質

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「コレは返してもらうよ」 左手を女の子の膝裏から腰に移動させて身体を支え右手で剣を取る。 「う~…!」 「アレ?もうおしまい?」 何かしらの攻撃をするだろうと身構えてたが悔しそうに唸っただけだった。 俺は剣を無名とは逆側の右に差し完全にお姫様抱っこの状態にして不満そうな顔をしてる女の子の頬にキスをする。 「な、何を…!!?」 「あ、コレは驚くんだ」 「バカぁ!」 頬を押さえて恥ずかしがる女の子にニヤリと笑いながら言うと照れ隠しなのか顔面を殴ってきた。 当然頭を後ろに仰け反らせて避けたが。 「もう…信じられない…!」 「いやー、どんな反応するかなって?前までは機械のようだったけど…今は意外と女の子らしい反応が出来るようになったんだな」 安心した、と言い俺は女の子の胸に顔を埋める。 …普通にやったら変態扱いされるけど…この状況だったらセーフだろ。 …見た目では分からなかったが、結構ボリュームあるのな。 この歳じゃCでも大きい方かね?
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