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「…ありがとう」
「なんのなんの、っと…もう目的は果たしたし俺は帰ろうかな」
もう夜も遅く辺りも真っ暗。
今何時だ?22時ぐらいか…?
ポーチから小型無線機を取り出し時間を確かめると現在時刻22:39。
女の子は早く寝ないと肌の調子に影響が出てくる時間帯だ。
「あ、待って…!もう少し…もう少し一緒に居てくれない…?」
俺の服の袖を掴み身長差的なアレで可愛い上目づかいになり可愛く首を傾げる。
「んな事言われても…肌のゴールデンタイムだぞ?君もそろそろ寝ないと」
普段の俺なら理性が揺さ振られそうな言動、光景だが今は心配してるのでやましい事は特に何も思わず頭を掻いた。
「肌の調子なら、食事やサプリメントでどうにでも整えられる…でも、あなたとは偶にしか会えないの…!」
「嬉しい事言ってくれるねぇ…んじゃもう少しだけ居るとしよう」
俺ってば結構チョロいからそんな事を言われたら好きになりそう。
…実際本当に好きになるかは分からんけど。
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