調合薬剤(回復アイテム)

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「あ、おとーさん起きてた…とうっ!」 「おう…っと」 「…先、行ってる」 途中で他の下の子達のタックルを受け止めると手を振り走り去って行く姿を見てまたため息が出る。 「「「「おはようございます」」」」 「おう、おはよ…」 「コーヒー淹れますか?」 「いや、今日は渋いお茶をくれ」 「かしこまりました」 頭を下げて歩き出したメイドと一緒に厨房に入りシンクの所で顔を洗った。 「眠ぃ…」 「ふふっ、ナノちゃんに起こされたのですか?」 「多分な…寝てる最中にボディプレスだよ、体重が軽いとは言え無防備な身体には結構な衝撃だ」 「いつも居ないから余計に構って欲しいのかもしれませんね」 まあ小学生に上がる歳までは大目に見とかないといけんか。 俺でも親と離れたのは7歳の頃だったし。 …そのおかげで母さんを親と言うより女としてしか見れなくて自己嫌悪しまくったっつーのも今は懐かしき思い出よ。
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