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「おー!キリお姉ちゃん凄い!」
「…凄い」
「氷は滑るから気をつけろよー」
氷で出来た階段をはしゃぎながら駆け上って行く下の子達に軽く警告しつつ俺も上る。
「子供は元気だねー…あ、そう言えばおとーさんライナの状態見た?」
俺の後ろからついて来るように階段を上りながらキリが話しかけてきた。
「迎えに行った時に」
「あれヤバくない?相手が相当強かったのかな?」
「だろうな…お前はあんなんならないように油断するんじゃねぇぞ?」
「ん、でもあのライナをあんな状態にした相手と戦ってみたい」
敵討ちのつもりなのかそれともただ単純に戦いたいだけなのか分からんが…
言ってて嬉しそうに笑ってるのはどういう感情だ?
…はぁ、あの女の子は俺の娘達と気が合いそうだぜ…主に好戦的な部分がだけど。
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