人類の至宝

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「誰?」 「この人がライナ君を病院に運んで私達に連絡してくれました」 「ほお…」 「あ、あの!すみませんでした!私がライナさんを巻き込んでしまったばっかりに」 どうせまた面倒な事に巻き込まれたんだろうよ、と思ってると女の子が立ち上がって頭を下げた。 「ああそんなんどーでもいいよ…とりあえずライナを助けてくれてありがとう」 軽く手を振って一応お礼を言う。 「んで?何があった?」 あのライナが死にかけるとか…そんな戦い方は教育してないハズだが。 自分よりかなり強い奴や勝てそうにない相手とは真正面から戦うな、と逃げて生き延びる事を前提に教えてるのに… なぜ瀕死の怪我を負うまで戦ったんだ? そうしないといけない理由でもあったのか? それとも戦った奴が半端ないぐらい強かったのか?
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