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「おいショコラ、落ち着け」
「離して!エリアをあの薬のモルモットにしてやるんだから!」
「た、助かった…」
「…あの薬?」
暴れるショコラを後ろから羽交い締めにしてなんとか宥めようとしたが…
『あの薬』『モルモット』という単語に反応した。
「面白そうだな、俺も協力しよう」
「え!?くそっ、裏切り者め!」
俺は手の平を返したようにショコラを解放し目の前で座っていたエリアを後ろから羽交い締めにする。
「ナイスていと、そのまま押さえておいて」
ショコラは親指を立てて近くのテーブルに向かう。
「離せ!嫌だ…!あの薬のモルモットは嫌だー!」
「暴れんな、せっかくの清楚美女みたいな綺麗な顔が台無しになるぞ?」
「ふざけんな!俺は男だ!顔なんて気にしてられるかー!」
離せー!とジタバタと暴れるエリアの言葉をシカトして逃げないように力を入れて押さえ込む。
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