弟子

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「び、美人…///」 「ほら!この状況でも口説こうとしてる!」 しまった!墓穴を掘ってしまった…!ついいつものクセで思った事が口に出て…! ……だって美人なお姉さんは美人なお姉さんだし、可愛いお姉さんは可愛いお姉さんだろ? 美少女は美少女だし…まあ言い訳だけどね。 「じゃあどうすりゃいいんだよ、お前を抱き締めれば丸く収まるのか?彼氏いるお前にそんな事したら誤解されて終わりだぞ」 もうめんどくさくなった俺は投げやり気味に言ってため息を吐く。 「え、抱き締めてくれるの?と言うか元の話題に戻すけど…本当は何してたの?」 「だーかーら、ある薬を作るために研究室を貸してほしいってさっき言ったばっかじゃねぇか」 「そうだっけ?ごめん、それは聞いて無かったや」 全く悪びれもせずにショコラはあはは!と笑う。 「…本当に普通の人みたいですね」 「最初に言った通り俺はこいつらの助手なんかじゃねぇよ…つーか空いてる部屋無いの?」 受付のお姉さんの呟きにそう返して空いてる研究室を探すよう催促する。
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