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「えへへ…花形部署に配属決定ー」
留美は嬉しそうに笑いながら、辞令を私に見せてくれた。そこには確かに配属先は”受付”と記載されている。
「次は琴音だね」
「う、うん」
息を飲むと喉が音を鳴らせた。大きく深呼吸すると、扉の向こうから「御坂さん、入ってください」と年配の男性の声が聞こえた。
「どこに決まったか絶対に連絡ちょうだいね」
「うん、絶対に連絡する」
留美は配属先の受付へ。私は胸の前に両手を合わせて強く祈りを捧げてから、3回ノックをして”人事課”の扉を開けた。
そこには懐かしい面接を思わせるような椅子と会議机が並べられていて、私は人事課の人達と向かい合わせの席に座るように促された。
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