第1章

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クソッタレがぁぁぁ ちっともかかりもせん 裏で何かやってるのとちゃうか? 何が新台じゃ こんなもんクソじゃの? そう何度も俺は心の中で悪態をつきながら、一向に当たりが来ない台の前に2時間は座っている そろそろ帰ろうか迷ったが、隣で早々にかかり、連チャンで引いてる20歳ぐらいのガキの顔をみると、何ともいえない苛立ちを覚え、最後の諭吉を投入した それから1時間、やはりリーチすら掛からず、隣のクソガキのドヤ顔に悔しさと惨めさを感じながら最後の貸玉ボタンを押した その時、今まで一切音沙汰が無かった台に異変が 優雅な音楽と共にデカイ大きなボタンが出現 俺は全身全霊の力込めてそれを叩いた 時間にして1秒 ピカピカピカーン けたたましい音共に大当り しかも確変 そこから塞き止めていた水が流れ込むかの様に 当たるは当たる 怒濤の追撃でなんと23連チャン 隣のガキにドヤ顔して換金所へ 換金すると、ざっと15万ぐらい 今日の俺は憑いてるぜ♪ やっぱり、人間、我慢が大事だよなー なんて調子に乗っていた
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