山口家の双子

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「ちょっと待って、これ私のせいじゃん!」 回想を終えるとすぐに浮かぶ感想 そうだ、どう考えても 私が日が落ちてノコノコと歩いて帰ろうとしたからあんなん女捕り未遂になったんだ それを一君が助けようとしてーーー あー、もう、最っ悪 罪悪感で目が合わせられなくなってしまって下を向いた。 「何言ってるんだ。 二のせいな訳ないだろう。」 「...いや、私が暗くなってからノコノコ歩いて帰ってもいいとか思ったから...。」 そもそも、いつも何にあたっても 事の発端は、私。 それを収集するのが、大体一君。 私は今までなにを証明しようとあんなに一生懸命だったのか 子供の時から男勝りのガキ大将で いつもケンカばっかりしてた。 通わせてくれと泣きついて3歳から通い始めた道場でも 毎日毎日ケンカばっかして、それで一君が私の面倒見役で通いはじめたわけだけど...。 どーしても私が面倒事の発端になるんだなぁ これが。
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