憑火「Deadman's midnight」

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憑火「Deadman's midnight」

 今回の短編集でトップバッターを努めて下さったのは、前回ミステリ色の強いサイバーパンクSF「Swap」を書いて下さった憑火様です。  今回の題材は「民主化された死」。  主人公の少年は幽霊を感じることができるという力を持っていて、海に浮かぶ海上都市「マリンエッジ」。  そこで祖父を亡くした少年が、自分の周りで起きる人間模様(幽霊の感情含む)を淡々と静かに語ります。  生者が全て平等であろうとする民主的社会で死者までもが平等であろうとしたら? というこれまでに誰も考えなかったような切り口から進む物語になっております  まずはこの淡々とした世界から、奇妙なSF達の空間へご入場下さい。
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