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「ね、眠い…」
昨日の夜遅くまで自己紹介文を考えていてたら、いつの間にか眠っていて、朝起きたら妹は先に行っていて、確実に遅刻って…
「はあ…」
憂鬱だ…
◇ ◇ ◇
1ーD前__
やっと着いたは良いんだが、これ絶対ホームルーム始まってるよなー。取り敢えず入るか。
ガラガラ
「ん?お、やっと来たか」
「すいません、遅刻しました」
「まー、なんも無くて良かったわ。じゃあ自己紹介」
え?なんて?
「自己紹介もうやったんですか?」
「もうとっくのとうにやった」
「早くないですか?」
普通最後の方にやるだろう。
「めんどくさかったから説明をさらっとやって余った時間にやったんだよ。遅れてきたくせに文句言うな」
くそ!正論すぎて言い返すことができない!
「…分かりました」
さあ刮目するがいい。必死に考えた俺の自己紹介を!
「俺の名前は<御影 蓮 ミカゲレン>、得意属性は無し、武器は刀、もしよければ積極的に話しかけてほしい。以上」
シ ン プ ル これが一番だ!
悪くはなかったようでまばらに拍手が起きる。まあこんなものだろう。
「得意属性無し?まあ何か理由が有るんだな。何か困ったことがあったら相談に来いよ?」
何か同情された。
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