魔法使えないけど魔法学校入学

武器と模擬戦

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そうこうして、クラス全員の武器作り（呼び出し？）も終わった様なので、先生を起こすと蒼真の予想どうりに模擬戦が始まった。

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「じゃあ次は…エレナ・カリウスと田中太郎」

「じゃあねー。行ってくるよー」

エレナは早速確かめてみたいのか意気揚々と、フィールドに入っていった。(因みにフィールドはグラウンドの一部に結界を張った簡素なものだ)
…相手の奴、可愛そうだな…いろんな意味で。

「始め！」

先生の掛け声と同時に武器を抜く両者。エレナは自身の武器＜ヴァジュランダ＞を相手の男は両刃の剣を呼び出した。
まずはエレナが田中に突きをいれる。しかしそれを田中がジャンプをして避け、カウンターに剣を降り下ろす。
それをエレナが槍を両手で持ち、受け止めようとするのだが、受け止めきれずに弾き飛ばされてしまう。

「近距離がダメなら、遠距離だ！[ウインド]！」
エレナがそう唱えると突きだした槍から風の塊が飛び出し、相手の頭に当たった。それの打ち所が悪かったようで、相手は気絶、エレナの勝ちだった。

「ただいまー」

「おかえり。能力使わなかったのか？」

俺がそう言うと、エレナはﾋﾟｼｯと固まりフラフラとしながら地面にゆっくり倒れ込んだ。