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「お待たせ、五分掛からなかったよ。」
「やり過ぎ。瞬間凍結とか何を考えてるんだよ?速攻すぎて何が起きたのか観客は理解出来ていないじゃないか。また質問責めにされるぞ。俺は知らないからな。」
「げ!ど、どうしよう?ミーシャ君、お願い!そんなこと言わずに助けてよ!」
などとミーシャとシノンがじゃれている。
「二人とも、俺も早めに終わらせるから待ってて貰えるかな?」
とクルトが言うと
「どうぞ、30分くらいなら待ちますよ。」
「あーミーシャ君、酷い!どうして兄さんは30分も待つのにどうして私は5分なのよ!」
「そうでも言わないと、君はダラダラと試合するだろう?何の参考にもならないから帰って寝た方がマシだからそう言ったんだよ。そうしたら、ショートスペルに強引にマナをブチ込んで勝つんだから、本当に参考にならないね君は。」
「だって、ミーシャ君が5分経ったら帰るって言うし、対戦相手はウザかったから速攻で終わらせなきゃと思って気合い入れてやったのに!」
「はいはい、俺の言い方が悪かったんだろ?済まなかったねシノン。」
「うぅー、ゴメンなさい。私が後先考えずにやったのがいけなかったのよ。」
「分かってるなら良いよ。対策は後で考えよう。今はクルト君の試合を見よう。」
「ニャハハハ、お待たせ~クルト君。先輩が来たよ~。」
「ハーイ、私も来たわよ~。」
「こんにちは、ゴルドー=ゴールド教諭、調停委員会です。先程、通報が有ったので参りました。オイッコラッ!俺だけに仕事させんじゃねぇぞ先輩達。」
と現れた三人。
「何故、貴様達が居る!」
とゴーリラが喚く。
「あれ?ゴールド教諭はヨハン君の話を聞いて無かったんですか?ヨハン君、無駄骨~。「喧しい!さっさと説明してやれよ先輩。」しょうがないなぁ~、ゴールド教諭、うちのクルト君と模擬戦するんですよね。審判が必要になると思って来ただけですよ。(終わったら確保するけどね、このロリコンゴリラ。)」
「そうですよ、ゴールド教諭。一応、私達は大学部ですから高等部の委員長のヨハン君にも来てもらってますけど。(さっきのミーシャ君の試合は見てるのよ。ゴマスリゴリラ!)」
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