第1章

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 お互いに顔を見合わせて、「あ」と言って口をつぐんだ。私が譲った。 「今日は楽しかったったい。もうくろうなるし、そろそろ帰らな」 「そうやな」 二人ともテンションが低かった。 「まちっとよか? 土産渡さんづくやけん」 「気い使わんでええよ」
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