★SIX★

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シャワーを浴び、朝食を済ませると、私は部屋に戻った。 充電コードに差しっぱなしのスマホの通知欄が、また開いている。 早足で近づき、確認した。 浩佳からのLINEだった。 “ねぇ美玖。舜と最近どう?” 突然なんだろう。 私は首を傾げた。 “上手くいってるよ。明日も夕方からデートだし。でも、何で?” 単に、私と舜のことが気になっただけかもしれない。 或いは、そういう話をあまりしないから、浩佳から話題を振ってくれたのかもしれない。 そう思ったけど、何でだろう。 違う理由があるような気がした。 え?何でわかるかって? そんなの、女の勘に決まってるでしょう。 “さっき、舜が派手な女の子と歩いてるの見たんだよね。” …え? 派手な女の子と舜が…? 予想外の返事に、胸の動悸が早くなる。
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