162人が本棚に入れています
本棚に追加
リビングでゴロゴロしながら、スマホに表示された時間を見る。
まだ昼過ぎだ。
一日って、すごく長い。
暇だなぁ。
LINEの通知は、30を超えている。
やることはないけど、確認する気にならない。
だって、LINEの通知欄は、全て、舜からのトークで埋まっているんだもん。
送られてくる現状報告と、私を心配してくれる言葉の数々。
嬉しいけど、嘘をつかれているかもしれない不安が同じくらい心を覆う。
複雑だ。
肌寒くなってきて、私はこたつの電源を入れた。
首まですっぽりこたつ布団に入り込む。
どのくらいそうしていたのか、だんだん眠くなってきて、私は欠伸をした。
無意識に、LINEを開く。
トークの通知は、舜以外からのもあった。
“部活終わったよー!今、瑞希と帰宅してるー”
“今から部活行ってくるね”
奈々ちゃんからのと、浩佳からのだ。
“お疲れ様ー。カップルで帰宅っていいねぇー”
“いってらっしゃい!頑張ってね!”
それぞれに返信してから、トークが来た時間を確認する。
どちらも、1時間ほど前だ。
返事遅くなっちゃったなぁ。
そう思いながら、舜からのトークに目を向ける。
“起きてる?構ってよ”
最初のコメントを投稿しよう!