★SEVEN★

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「…ばか」 私は呟いた。 恥ずかしくて、舜と顔を合わせられない。 「でも、ありがと」 それから暫く、イルミネーションで幻想的な空間になった駅前の大通りを二人で歩いた。 舜が予約を入れた、イタリアンのレストランに向かう。 いつものデートなら、歩くときの会話は絶対途切れない。 でも、今日は何故だか会話が途切れていた。 というより、会話が一切なかった。 レストランの前についたところで、やっと 「大きなレストランだね」 「奮発したからね」 と言葉を交わした。 レストランに足を踏み入れ、 「予約した三条です」 と舜がウェイターに声をかけた。 席に案内され、私達は窓際のテーブルに腰をかける。
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