★SEVEN★

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「そういえば、さ」 料理が来てから、舜が言いにくそうに話を切り出す。 「うん?」 「美玖って、玲也と仲いいよな」 ドキッ。 心臓が跳ね上がった。 「ま、まぁ。だってほら、私バスケ部のマネージャーで、玲也くんは主将(キャプテン)でしょ?」 だから、なんていうんだろ。 口を利かないなんてわけにもいかないし、練習メニューの話とかすることだってあるし。 「それはわかってるんだけど。…それ以上に仲良く思えるっていうか、その…」 舜が頭を掻いた。 私は料理を口に運び、「ん?」と首を捻った。 「玲也の前ですっごい可愛い笑顔見せてる美玖見るとさ…モヤモヤするんだよな」 何…それ。 もろ嫉妬じゃないの。 「…でも、大丈夫だよ。だって、私が好きなのは舜だし、玲也くんとは本当に、部活上の関係だし…さ」 舜が唇を尖らせた。 「美玖は何とも思ってないかもしれないけど、アイツが美玖のことどう思ってるかなんてわからないだろ」 いやいやいや。 玲也くんに限って、そんなことあるわけないって。 玲也くんってかっこいいし、優しくて爽やかで、舜とは全然違うタイプだけど、女子の間では結構人気がある。 だから、絶対他校にカノジョの一人や二人くらい…。 二人もいたらダメか。
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