★SEVEN★

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「……ねぇ、舜」 「ん?」 私は、笑っていられるだろうか。 最後まで、笑っていることができたなら、きっと私はこの選択に、後悔することはない。 「私達………、友達に戻ろう?」 瞼の奥が熱くなる。 視界が滲みそうになった。 泣くな、私。 今泣いたら、きっと一生後悔する。 「え?」 舜が掠れた声を出した。 私は紙ナプキンで口元を拭った。それから、グラスの水を飲む。 「知ってた?赤城くんってね、ピンク嫌いなんだ。昨日、舜が送ってきた写真には、ピンクの服が映ってたよ」 「……違うんだ。それは誤解だ」 舜が小さな声で言った。 誤解だったとして、もういいんだ。 私は首を振った。 「私、舜といるといつもドキドキしてた。舜のことが好きだから。でも、それ以上に、いつ別れることになるか、他の人に気移りされるか心配で、だからドキドキしてたんだ」 きっと、舜と友達に戻れるなら、そんなことで心配しなくて済む。 私は、舜に笑顔を向けた。
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