目覚め

5/12
前へ
/345ページ
次へ
帰ってからも居座ろうとする康ちゃんを 一人になりたいって言って帰らせた 半分嘘で…半分本当… このままじゃいけないんだって思ったから どんなに親や周りから 反対されてる彼女だったとしても 本人が決めたことなら貫いて欲しかったから 彼氏つくれば?って言われた言葉が 風に乗った矢の如く渦巻く 私、離れようってこの時決めたんだ ちょうどその頃 康ちゃんの転勤が決まった 平から副への昇格付き 私には願ってもいないチャンスで… 「康ちゃん話があるの 今日…家に寄って貰える?」 「うん、わかった。なんの話?」 「それは来てからね」 康ちゃんは思ってもみなかったと思う この後私から終わりを告げられるなんて
/345ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加