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既成事実、
そう言われた瞬間
銃で打たれた感覚を覚えた。
そう言われると思ってなかった。
はなちゃんに先に相談したのは俺だ
ただ、踏み出せない莉花に
どうしていいか迷い始めてた。
はなちゃんは私に任せなさいって
その事もあって
冬休みを使って長野に行った。
親友を使うなんて卑怯かもしれない
それだけ莉花に対して真剣だった。
でももう3年、
莉花の過去や自分がしてきた事を思えば
このままが良いと言う莉花に従うしか・・・
そんな諦めもでてきていた。
どんな話をしてたかまでは知らない
でもはなちゃんが親指を立てた時
女同士で話がまとまったんだと思った。
帰りの車の中で
ずっと莉花は何かを考えてるようだった
顔にすぐ出るから分かり易い
家に着くなり、話があると莉花から
なのに切り出せないでいる。
そんな莉花を愛おしく思いながら
俺から切り出した。
俺から言うのはこれで最後にする
だから頼む、莉花
OKしてくれと心で叫びながら
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