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田村が 京子の体を揺する
「おい!ねーちゃん!目を覚ませ!おい!」
いくら揺すっても起きない頬を叩いても駄目だった
「目を覚まさねぇな…とりあえず気持ちわりーから 目だけでも閉じさせよう」
何度かやって ようやく目を閉じさせた…
「みんなを起こしましょう!」高野が言う
「そうだな…・」田村も腕を組みながら同意する
「おい夫婦!水商売のねーちゃんとこ頼むぞ」
田村は隣の101の芦屋の部屋のドアを叩く
スケコマシのニーちゃん!おい!起きろ!」
ドアの向こうで物音、ドアが開き 芦屋が不機嫌そうな顔を見せる
「うるさいなぁ…まだ寝てるって…それにスケコマシって人聞き悪いなぁ」
ブツブツ言いながら正面を見た
「え?」
言葉を失ってまわりを見る
「え?え?」ドアから出て 手すりから身を乗り出すように廻りを見ている
「なにあれ」
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