【霧・摩・影・變】シリーズ /  第一話 【腐霧】

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「ナイスバディなのに性格がちょっとな…もったいない」 隣のSEXYなお姉さんと、、なんてとても想像できなかった 「ちっ タバコ切らしてるじゃん 面倒くさいなー」 たばこを買うには 橋を渡ったところにあるパン屋の前の 自販機まで行かなければならない 仕方なくパジャマのまま行くことにした ペンキも剥げて 錆の目立つ鉄製の階段を降りる 階段を降りると102号室のドアが開き大学生の吉村が出てきた 「あっ お早うございます」吉村がこちらに気付き挨拶をする いつもきちんとお辞儀しながら挨拶をする吉村 ジーンズにポロシャツをタックイン2つ穴の太い革のベルト 服のセンスは全くないようだ 「おはよー 朝、早いね!どこかいくの?」 「ええ,図書館に本を返して また違う本を借りるんです」 自転車の鍵をガタガタしながら やっと解錠すると ペコリと頭を下げて 自転車にまたがり 走っていった アパートを出て 右に行くとすぐ川がある、川幅は15m程だろうか 水はあまり綺麗でなはない 橋のたもとには、壊れたテレビや自転車など 不法投棄のゴミが積まれている 橋を渡りながら土手を見ると 101号室の田村が釣り糸を垂らしている 傍らにはタモとバケツ 1 「釣った魚食べるんだよな あの人…よく食えるよな こんな川で釣った魚なんか
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