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以前に土手で捕まえたマムシの首を切って血を飲ん
さらに七輪で焼いて食べてるとこを一度見たことがある
噂だとたまに鳩で焼鳥を作るらしい
「逞しいよな 、飢えても俺には無理だな・・・」
橋のまんなか辺りで201号室のホストの芦屋とすれ違う
「よっ、おはよーさん!」
「芦屋さん、今帰りですか?」
「売れないホストは電車で朝帰りさ」笑って答える芦屋
足を止め、高野の姿を確認するように見た
「土曜の午前中にパジャマでタバコを買いにか・・ということは・・」
「昨夜のコンパは不発、まだ寝足りないが須崎さんとこから聞こえる
ヒステリックな声が煩くて目が覚めた・・・そんな感じだろ」
「ご名答! そのまんまですよ、ホストより探偵のが合ってるんじゃないですか?」
「ははは、うちのアパートの住民ならみんな当てられるよ、毎度の事じゃん」
笑いながら釣りをしている田村の方を見た
「田村のおっさんは釣りか・・昼飯用かな、なにが釣れるんだろう」
「さぁ」
「じゃあね、俺も寝るとするよ」
「ええ、じゃあ」
見た目はチャラいが一番話しやすい
いつも陽気な感じで気軽に声をかけてくる
アパートに戻ると階段下をホウキ掃いている須崎の妻、久江がいた
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