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既に2コーナー先にはテールスライドするスキール音が聞こえていた。
「路肩に寄せないと、
ぶつかるぞ!!」
大貴は焦った様子で喚く。
「少し減速してれば、
あとはあっちが避けるさ。
」
強めにブレーキを踏みこんで、
規定速度までスピードを抑えた。
なんて事をやっていると前から蒼い影がスライドし、
目の前に現れた。
シューーーーゥン!!キィィィンキィィィン!!フォン!フォン!フォン!
戦闘機に似たキンキンするロータリーのエンジン音、
後輪が激しくスモークをあげて鋭くコーナーに切り込み、
イン側ガードレールギリギリでフロントバンパーを擦るか擦らないかの距離を凄まじいスピードとアングルでスライドしてきた。
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