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「……あ……!」 ……告白……されてるのかも…… なんか…そんな雰囲気。 女の子は、ちょっと俯いてるけど…顔が赤いのか頬に手を当てていて… マックの君は…頭を掻いてて… トクン…トクン…トクン… 心臓が鼓動を早めていく。 マックの君…やだ…断って…!! 勢いよく頭を下げた女の子。 マックの君は、慌てた様子もなく直立不動。 そして、腕を組んで、何か喋ってる。 すると、女の子は俯きながら駐車場の方へ歩いていった。 それを最後まで見送ったマックの君は、何食わぬ顔でランニングを再開した。 「…は……良かった……」 やっぱりカッコいいからモテるんだ。 …心配。 学校にいってる間、こういうことが起きたら? …怖い。早く大人になりたい。 学校なんか行きたくない。 振り向いて。 私だけを見て欲しい。 マックで会ったあの時、守ってあげたいと思ったから… 泣かないでって…私が守ってあげるって… だから、振り向いて…マックの君…
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