2886人が本棚に入れています
本棚に追加
「あのっ!私は今、告白されてるんですか?」
「そう。これ見よがしに、野々村の奴が谷口に貼り付いてて誤解解けなかった。
もっと早く言うつもりだった。
家も知ってたから行こうと思ったけど、それじゃストーカーじゃん…と思って行けなかった。」
どうやら、あの日の出来事は"誤解"らしい。
結局、家の前で告白されたことが真実。
「…堂本くん…あの…」
「分かってるよ。…"マックの君"と付き合ってるんだろ?デートしてるって会話、何度か聞こえた。」
「えっ!!いや!!付き合ってません!!」
「へ?」
「だけど、好きなんです。凄く。」
「……でも、付き合ってない?」
「はい。」
「…じゃあ、諦めなくていいのかな。」
「困ります!私は堂本くんとお付き合い出来ません!好きな人がいます!」
「付き合ってないんでしょ?俺だって谷口が好きだし、それを誰かに止められる権利はないよ。」
「や!あのっ!つ、付き合ってます!」
「今さら遅い。その嘘。」
…どうしよう!千夏ちゃん!
恋愛レベルが低すぎて、対応できません!
最初のコメントを投稿しよう!