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「そんで。どうすんの?」 「ど!どうもしないよ!!私にはマックの君がいる!好きなのはマックの君だけ!!」 「ハイハイ。その意思が大事。…まぁ、私が言ったこと痛感したでしょ? あんたの隠れファン、多分多いんだから。」 「ふぁ、ふぁ!!」 「頭はいいのにねぇ。残念賞。」 「うぅーーー!!」 「…明後日の日曜日、どこいくんだろうね?」 「明後日!あのね、山登りしてみたい!」 「…そして単純。…非常に残念賞。」 「え?」 「こっちの話。山登りって…健全なデートだね。いつもそんな感じ?」 「へ?いろんなところ行くよ?健全なデートってどういう意味?」 「…うーん。冬馬さんが頑張ってるってことかなぁ?まぁ、そこは気にしなくていいと思う。」 「…?そう?」 「うん。…明後日デートってことは、今日休みなんだ?連絡してみたら?」 「えっ!い、今!?なんて!」 「打ち合わせがしたいとか言って。会いたくない?平日の冬馬さん。」 「あ、会いたい!!」 深い話のあとはデートの話。 やっぱり千夏ちゃんが傍にいてくれると安心する。 大好き。大好き。 そう思いつつ、マックの君に電話を掛けた。
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