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無言を打開するべく、ネタ探し。 目の前には磨き抜かれた消防車。 いつもは見るだけで目を逸らしてしまう。 でも、マックの君が綺麗に磨いてた。 大事な、人を助ける車だ。 恐る恐る近付き、人差し指で触れてみた。 「ーーーーッッ!!!」 思いとは裏腹に、身体が拒絶反応を示し、直ぐに離れて指をギュッと握って踞った。 さっきとは違うドキドキ。 と、そのときだった。 「クッ……アハハハ!!」 「!!」 マックの君が大笑いした。 ビックリして振り返る。 一頻り笑ったあと、私を睨むように見た。 …こういう顔は見たことがなくて一瞬硬直した。 「…ナツちゃん。これ、俺の相棒とも言うべき存在なんだよ? そんな怖がって触られても、こいつだって俺だって嬉しくもなんともない。」 「……ッッ!」 「俺を知りたい?こんなに怖がって相棒を触るくせに?」 「頑張れば出来ます!」 「三大嫌悪対象だろ。頑張っても克服には時間がかかる。」 「それでも頑張ります!マックの君に近付きたい!大好きなんです!忘れられないんです!」 「帰れ。恐怖に戦きながら頑張られても嬉しくねぇよ。」
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