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消防官のことを知りたい。
それは手始めってヤツ。
そうやってマックの君自身を知りたい。
僅かだが、
今、この瞬間にも知ることができた。
マックの君はいろんな気持ちを抑え込んでいる。
"大人"だから?
それとも相手が"私"だから?
どっちか分からないけどその理由を知りたい。
こんな拒否を示されてるのに、今までのマックの君の方が本物と信じて疑わない自分。
…強くありたい。
…年下だろうが、マックの君に気を使わせることがないくらいに。
「…好きです。だから知りたい。」
「……埒があかない。帰れ。」
拒否を示されてるけど、決して嫌いだって言われることはない。
それを積極的に捉えるだけだ。
「…はい!また来ます!」
「もう来るな。」
「耳が聞こえません!どうしたのかな!フン!」
「…あっ!おい!!」
私の行動は止められないもん!
そう思いながら、マックの君に背を向けた。
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