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「なるほど。…ナツちゃんの性格の理由が分かった気がした。」 「…え?そうなんですか?」 「うん。」 ただ、嫌いなものとその理由を言っただけなのに、そこまで分かるんだ。 やっぱりマックの君は凄い。 「じゃあ、今度はマックの君の番です。」 「うん。でも、タイムリミット。」 「えっ!」 「○○駅に着いたよ。」 「…ええっ!そんなぁ!!」 「残念。また今度ね。」 「ちょっとだけ!」 「…じゃ、1分。」 「少なすぎです!せめて5分!」 「59、58、57」 「あわわわわわ!えっと、えっと!」 時間や景色の流れに気付かず語っていたため、最寄り駅に着いてしまった。 自分のことばかりで、マックの君のことは何も聞けず。 もう少しと粘ったら、カウントダウンが始まったので、慌てて質問内容を探した。
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