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ゴロンとベッドに横になって。 「…冬馬さんか……冬馬さん……フフ!」 やっとで会えた。 会ったら、いっぱい話せた。 名前とか、知らなかった初歩的なものを知ることが出来た。 それだけでも嬉しいのに。 友達になろうって。連絡先まで交換して。 「あ、そうだ!」 携帯を取り出し、インデックスから"み"を選ぶ。 …ちゃんと入っている"三村冬馬"の文字。 アプリからラインを選択し、"友達かも?"からマックの君を捜すと。 「…あった…何これ…変な恐竜。」 早速友達登録してプロフィールを見てみると、どこかで撮したのか、変な恐竜の写真を貼り付けていた。 イメージとは違う写真に笑みが溢れた。 (…やっちゃっていいかな…) "送ってくれてありがとうございました" と、差し支えない言葉を打って、送信…送信… 「…き…緊張する…!!」 送信を押すだけでもドキドキしてて。
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