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「だ、い、じょ、う、ぶ…」
愛野への返信をするため携帯画面に親指を滑らせていると、
「3年1組。出席番号1番。今井 雅。」
突然背後から聞こえた声。
「……え?」
恐る恐る振り替えると、
「な…ど…ええ!?」
なんで、どうして。
「生徒手帳、落ちてたよ?」
そこには
赤の革製の手帳を私に差し出しながら、ニコリと微笑む、生徒会長松本くんの姿があった。
彼の瞳から放出される輝きがまぶし過ぎて目が眩む。
いきなりの出来事過ぎて頭の中は大パニックだ。
「ふっ…そんなに驚くなんて…さては悪いことでも企んでた?」
「そんなっ…、まさか!」
疑う様に細くなった目が私に向けられ、
必死で首を横に振れば「ジョーダン」っと言って、白い歯をニッと見せて彼は再び優しく笑った。
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