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気になったら、納得のいくまで調べる達である。
私の体は、自然とアーケード街に向かっていた。
風合いのある茶色い紙の示した通りの場所で曲がった。
確かに両脇には塀がある。だが、とても人間の登れる高さではなかった。
薄暗い路地を進んで行くと、少し開けた場所に出た。
昼の太陽が登り、小さなお店を照らしていた。
洋風の外観をもつそのお店の窓には、色鮮やかなステンドグラスが並べられていた。太陽にあたり、きらきらと輝いている。
思いの他、入りやすそうなお店の雰囲気に、
私は、自然とお店の扉を開けていた。
カランカランと入り口のベルがなった。
「いらっしゃい。」
姿は見えないものの店主と思われる声がする。
少し独特な鼻にかかったような声の持ち主だった。
店の中は日の光が良く入っていて、木目の床をステンドグラスのカラフルな色が照らしていた。
商品もよくある開運の水晶などを思い浮かべていたが、8cmほどの糸のように細い、針金のような物が一本ずつ並んでいた。
何のお店なのだろうか、予想外に落ち着きのある空間に私は戸惑っていた。
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