第1章

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昨日は息子と『シャイニング』観賞。 やはり夕方のリビングでLINEを 眺めてしまう。 ふかい雪の中の 完璧に街から隔絶された 壮大なホテルの佇まいや ホテルの廊下に敷き詰められた 目眩をさそうようなカーペットの 幾何学模様とか 植樹で作られた複雑な迷路とか 眺めつつ。 ちょっと彼への気持ちとシンクロする ような気がして 不思議な気分になる。 複雑な迷路でいつのまにか 迷子になったように たまらなく心許ないのに 目眩をさそうような恍惚感もある。 今日は何を観よう。 息子と。
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