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馬~鹿、こんな程度のモンスター相手に、お前の力は借りれねぇよ。
俺は左手を強く握り締める。
そこには【無職の籠手(左)】が装備されている。これに無職の鎧。無職シリーズ×2。相乗効果で俺の体は、軽くなってる。
「無職、舐めんじゃねぇ!」
「これまた、しまらない台詞ですわね」
「ほっとけ!」
鈴子と漫才しながらも、俺は進む。その先に地走りの背ビレが見えていた。
地走り。
奇怪なモンスターである。
その名のごとく、地中をそれこそ本当に海の様に泳いでいる。
ザ・理屈無視。
そんなことくらいじゃ、もう驚かないくらい耐性がついてるけどな。
ここはどこだ? 不思議と危険、冒険とワクワクの青銅の竜の迷宮。
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