第3話【動かない】

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 すっかり、ボロボロになった感のある源内とアオ。  理沙にこっぴどくやられたのだ。  可哀想に。  まぁ、自業自得だけどな。日頃の行いが自分に返ってきたってとこだろ。  部屋の隅に置かれて、覆いをかけられていた人型。今は覆いを取り去り、中にあった作成中の新しいロボットが見えていた。  前回見たときより、作成は進み、骨格部分はあらかた完成している様に見える。  頭部の中心で例の不思議鉱石【ヴァジュラ】が青い光を灯している。 『相変わらず、綺麗じゃノ~』  九尾のいう通り、見ているだけで吸い込まれそうな輝きだった。 「見てろ」  源内はそういうと、両手を作成中のロボットに向けた。
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