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目をつぶり、口を動かし、何事かを呟いている。
次の瞬間、両手に巻いた鎖が浮かび上がる。
「アオ?」
『オウヨ!』
呼びかけに応えたアオが、自分の胸のカバーに手をかける。
鎖の先端が、開いて剥き出しになったアオの胸の中に吸い込まれていき、鎖の先端が中に入ったのを確認したアオはカバーを閉じた。
鎖の逆側は作成中のロボットに絡みついている。
「起動しやがれ!!」
そう源内が叫んだ次の瞬間、アオから始まって、鎖に紫色の光が走り、それが作成中のロボットに伝わっていく。
ビリビリという電気が走る音。
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