第4話【思いをこめる】

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 どうしたら、ロボットが動くのかという理沙の問いかけに、源内は左手の親指を立てて、作成中のロボット頭の中心を指差した。  つまり、不思議鉱石【ヴァジュラ】を。 「前にも説明したが、これが俺のロフトシリーズの核になる、ヴァジュラだ」  俺は隣で、腕組みしていたアオを肘でつつく。 「ナンダ、クソ人間」 「お前の中にもあれが入ってるんだろ?」 「当然ダ」 「なら、なんでお前は動いて、あの新しいロボットが動かないか、わかんないのか?」  アオはジトッとした目線で、俺を見つめた後、こうのたまわった。 「知ルカ。俺様ニ、ワカルワケナイダロ」  安定の口の悪さ。  イラッとくるが、突っ込みを入れていると、話が進まないのでここはスルー。
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